記憶を定着させ維持するための勉強方法
期末テスト、資格の試験、大事なプレゼンのスクリプト等々、いろんなイベントごとまで何かを覚えておかなければならない機会というのは、驚くほどたくさんあるものです。
特に大学入試ともなると、膨大な知識が必要となり、覚えなければならない量は半端ないです。僕が東大に合格できたのは、この勉強方法を実践できたことが大きいと思っています。知らない1000個の英単語試験が2ヶ月後にある場合に、ほとんど満点を取れるレベルで忘れずに習得できるくらいの効果がありました。(この場合の合計勉強時間は80-100時間といったところでしょうか)
今回は、覚えておくための手段に特化した記事です。
大事なことは1つだけ
安心していただきたいのは、この記事は何か怪しげな情報商材の購入やサロン()への勧誘をうながすものではないということです。期限まで何かを覚えておかなければならない時に、意識して実践すべきことはたったの一つです。
毎日大量の情報に触れること
覚えるために小難しいことは必要ありません。毎日大量の情報に触れることが重要です。具体例を挙げて説明しましょう。
- 試験は10日後
- 一日に1時間の勉強が可能
- あと100個の英単語の記憶が必要
仮に上のような条件で試験に望まなければならないとしましょう。この場合、あなたならどのようなスケジュールを立てますか?
1日10日覚えるスケジュールではダメ
10日で100個なら1日10日だから、1日1時間かけて10個を徹底的に覚えるというスケジュールを立てるというのは一つの手段ではないでしょうか。
しかしこれはあまり効果的であるとは言えません。なぜなら、1日目に1時間かけて丁寧に10個の英単語を記憶したとしても、10日目にはおそらく数個は忘れてしまうからです。
1日に100個、これを10回繰り返す
1日目に1時間かけて100個を記憶する勉強法が理想です。
とにかく頑張って記憶します。当然1日目は知らない英単語だらけなので、まず1周目で英単語を見てその意味を結びつけます。2周目で英単語を見て3秒考えて意味を思い出せなければ答えを見る、これをまた繰り返します。時間の限り100個を何周も確認します。完璧に覚える必要はありません。
2日目には100個のうち10-30個くらいは意味を思い出せるはずです。前日と同じように、何度も反復します。
これを毎日繰り返します。すると、7日目にはおそらくほとんどの英単語を瞬時に思い出すことができるはずです。残りの3日間で仕上げ程度に徹底的に記憶を定着させます。
重要なのは復習ではなくスケジュール
巷では復習が大切だ、と言われていますね。これは確かにその通りですが、この言葉を鵜呑みにしていいわけではありません。
もう一歩踏み込んで、復習できるようにあらかじめ全量を把握し、スケジューリングすることが重要なのです。復習は正しいスケジュールで行わなければ意味がありません。正しく行えるようにスケジュールを組み立てることが非常に重要なのです。
まとめ
記憶を定着させ、長く維持するためには何度も繰り返すスケジューリングが重要であり、大量の情報に何度も何度も触れることが極めて重要です。
逆にこれを行えば基本的にはどんな情報も覚えておくことが可能になるでしょう。