EGG NOTE

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20代東大卒コンサルタントの雑記ブログ

新卒3年目で転職するときに考えたこと

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何が何でも今の仕事を続けていきたい、と思っている人はどれだけいるでしょうか。あるいは、そもそもそういうことも考えない毎日なのではないでしょうか。

転職をしようかな、と考えている方にとって、何かの参考になればと思い記事を書いています。

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突然ですが、僕の話をさせて頂きますと、今は新卒で入社した大手企業に務めていて、大規模システムの導入を任されています。

2年目で任されたこの大きな仕事は、自分の裁量も大きく、『自分が役に立っている感』もあり、やりがいを持って仕事に取り組んできました。目の前にある仕事の種を見つけては取りに行き、とにかくがむしゃらに過ごしてきた数年間だったと思います。

自分もそれなりに役に立っている感触もあったし、これから自分の待遇がよくなっていくであろうということに大きな期待を寄せていました。

ところが、最近会社の業績があまり芳しくなく、短期的にみると、思った通りに自分の待遇が良くなっていかないという見込みがたってしまったのです。

それまではとにかく目の前の仕事に必死で、あまり自分の仕事について考え直す機会もなかったのですが、唐突に現れたこの出来事は、自分の人生を考え直させてくれました。

 

「俺の人生これでいいんだっけ???」

 

 

違和感

特に大した理由ではなく、強いていえばなんとなく若手から活躍させてもらえそうだし、業界内でも、全国的に見てもかなり高い水準の給与をもらえるから、という理由で今の会社に新卒入社しました。

働き始めてみると、確かに大きな役割を任せてもらえること、そして高い報酬をもらえることは期待通りでした。

 

例えば、配属したてのペーペーの新人なのに、大規模な管理システムの保守対応をやらせてもらったり、お客様先で偉そうに課題の棚卸しをさせてもらったり。(余談ですが、この時は老け顔はとても役に立ちました。笑)

 

このままこの会社にいると、おそらくやれる事も増えていくし、ITコンサルタントとして立派に活躍できるんじゃないか、という道筋もなんとなく見えてきていました。

 

一方で同時に、30歳過ぎたくらいのときにどういう風になっていたいかということを考えたときに、今やってる仕事を続けていたいわけではないなとも思いました。

別にシステム大好き!という訳でもないし、何が何でもお客様の業務改革をやるんだ!という気概がある訳でもない。

 

しかしその時点では、じゃあ具体的に何になりたいかがバチっと決まってる訳でもありませんでした。

 

 今のキャリアを考えたときに、決して大きい訳ではないのですが、確固たる違和感がありました。

 

人生のゴール?

人生のゴールなんて、今の段階で決めることもできなければ、もしかしたらいつまでたっても分からないまま死ぬのかもしれません。

でも、なんとなく5年後くらいにこうなりたいという理想はぼんやりとあって、この際にそれを突き詰めてみようと考えました。

これを突き詰めて考えれば、違和感の正体を掴めるかもしれないという期待もありました。

 

トリエ

5年後くらいにどうなりたいの、という理想は、僕だけではなくて、おそらく多くの人が抱えているものだと思います。

これを人に伝えれるレベルで突き詰めて考えようとすると、実は意外に難しいかったのです。

「こうなりたい→なんで?」という問いを何回も繰り返してみましたが、なかなか答えにたどり着けない感触がありました。本質的な感情に近づくほど、答えがなかなか出なくなってきたのです。

 

具体的にいうと、30歳を過ぎた頃には、自分で事業を起こしていて、それが仕組みとして成立している状態で、ある程度安定した収益がある状態を作り上げたいという理想を持っていました。これは3つの

  1. サラリーマンでは得られない額の金を得られるはず
  2. 時間を自分でコントロールできるはず
  3. やりたいと思ったことをサラリーマンよりはやりやすいはず

という理由があることはわかりました。

 

ところが、

  • 金を得て何をしたいのか
  • 1-3を実現する手段が、どうして事業を自分でやるということなのか

という問いに、なかなか答えるのが難しかったのです。

そりゃ、お金はあったほうがいいし、事業を持ちたいという思いは確かにあるのだけれど、腹落ちする答えは出せませんでした。

 

ここで、ちょっと見方を変えてみることにしました。今ある欲求に対して、直接的に掘り下げて行くのではなく、そもそも自分ってどういう人なんだっけ、という角度から見つめ直すことにしました。

 

自分のトリエ、と言いますか、得意なこと、人と違うことって何だろう、ということを考えました。今ある欲求も、結局は僕のトリエに結びついているのではないか、と推測しました。

 

好奇心

母親に、自分の小さな頃のことを聞くと、とにかく「なんでなんでマン」だったそうです。身の回りにある何もかも、理由が気になって仕方がなかったそうです。

確かに今でも当時とあまり変わってはいなくて、とにかく理由が気になっては調べるということを繰り返しているなぁ、という実感がありました。

 

結局自分の行動の原動力になっているのは好奇心であるということに、気づきました。

その上で、30歳くらいには事業で仕組みを作っていたいなぁ、という思いを整理してみました。

 

  1. サラリーマンでは得られない額の金を得られるはず
  2. 時間を自分でコントロールできるはず
  3. やりたいと思ったことをサラリーマンよりはやりやすいはず

 

この3つの欲求は、好奇心という自分の本質的な姿を理解することで、うまく説明することができました。

目の前にあるもので面白そうだと思うことはとにかく試してみたい。しかし、そのために以下の二つが不足しがちになる。

  • お金
  • 時間

 

結局、自分を突き動かしているのは、何か新しいものを見てみたい、といった好奇心です。大体それを実現しようとした時に障害になるのは、お金がないか、時間がないからだ、という結論に達しました。だから、その二つを得られやすい環境を作り上げる必要があって、手段として「お金を産む仕組みを作り上げること」が短期的なゴールになったんだなぁ、と腹落ちしました。

 

自分に足りないもの

じゃあ仕組みを作り上げたいなら、今すぐやればいいじゃない、という意見が聞こえてきそうな気がします。

しかし、それをやるためには自分に足りないものが2つあるなぁ、と思っています。

  1. 何が何でも問題をどんどん解決する力
  2. やりたいことを応援し協力してくれる仲間

 

何か新しいことを始めようとすると、想定していなかったような問題は次々と起こるでしょう。

それを解決するためには、僕自身の思考能力が高くならなければならないし、解決する手段を経験として知っている方がいいでしょう。

 

また、何かを始めようとしたときに、僕についてきてくれる人を増やすためには、もっともっと人間性を磨かなければならないし、実績を積む必要があります。

 

これらの不足していることを補わなければならないなぁと考えたときに、今の職場ではなくて、サービスを実際に世の中に対して提供している会社で、実績を積んでいく必要があるなぁ、と考えました。

 

そんな考えをエージェントに相談したときに、候補を何社か上げてくれたので、今面接していただいているという状況です。

 

最後に

僕が転職するにあたって考えたことを書き殴った形になりましたが、これが転職を考えている誰かのヒントとなったり、はたまた「お前の考えはおかしい!」と指摘されたりすることをちょっぴり期待しています。